ブランドの価値を再構築

大分県内で規格住宅や新築住宅の設計など、ライフスタイルに合わせた多彩なマイホームを提案するハウスメーカー「ベツダイホーム」様。規格住宅と設計士と創る注文住宅の２つを軸とした商品がありますが、ローコストで安定した品質を提供できる規格住宅のブランドイメージが浸透しており、ハウスメーカーとしてのイメージが固定化しすぎていることに課題をお持ちでした。

そんな既存の住宅事業の再構築を検討されていたところ、ブランディングから制作、デジタルマーケティングまでワンストップでできる弊社にご依頼いただきました。

私たちの最初の使命は、これまでの顧客はもちろん大切に、固定化されたイメージを脱し、ブランドの価値を再構築すること。加えてサイト制作やプロモーションの強化などブランディングからデジタルマーケティングまでお客様に密に寄り添い、未来を見据えた長期的なサポートを実現しています。

企業の魅力を引き出し、心を動かす言葉のチカラ

私たちは言葉の持つチカラをとても大切にしています。

長い時間をかけて確立されたブランドイメージを変えるのは、簡単ではありません。しかしときに、すべてがうまく調和したとき、求める誰かの心に響きます。そこで私たちはブランドの価値を再構築し、心を動かすキャッチコピーを創ることからはじめました。

ベツダイホーム様の住宅は、コンセプトに沿って企画された「規格住宅」と、設計士と創る「注文住宅」の２つを軸にした商品があります。その２つに共通するのは「家というモノを造るだけでなく、お客さまの人生（ライフスタイル）を創る」という想い。
その想いと、家づくりにおいて大切にされている「らしさ」「安心・安全」をキーワードに、キャッチコピーとボディコピーを制作し、ベツダイホーム様のブランド価値を発信しました。

家づくりは、人と人のコミュニケーション

“顔が見える”設計を

家づくりは、営業、設計士、コーディネーターなど、さまざまな人と関わり、形になっていきます。サイト制作では、住宅を検討しているユーザーに安心や信頼を感じてもらうため、働く人々の顔が見えるようなコンテンツづくりを意識しました。

注文住宅では、「設計士紹介」ページを設け、設計士の考え方や大切にしていることを発信。イメージの統一化を図るため、撮影・フォトディレクションまで対応しています。会社紹介ページでは、スタッフひとりひとり顔写真付きで紹介し、「好きなこと」「お気に入りの場所」などプライベートな情報も掲載。より親近感を持って、気軽に相談できるような雰囲気づくりを大切にしています。

企業の想いをデザインにのせてユーザーに届ける

ベツダイホーム様では、お客様の多彩な好みやライフスタイルに合わせて選択できるように、様々なコンセプトで企画された規格住宅が多くラインナップされています。
規格住宅はデザイン性も高く、それらを「いかにサイト内で魅力的に見せるか」ということが必要でした。
ヒアリングを進める上で、印象的だった担当者の「洋服を選ぶように、ライフスタイルに合わせて家を選ぶ」という言葉。その言葉をもとに、レコードやC Dカバーのデザインを見て購入する“ジャケ買い”をイメージし、住宅写真をレイアウト。企業ミッションでもある「家をつくる＝ライフスタイル」をデザインで表現しています。

多角的な分析で仕組みを構成し、ゴールにつなげる

リニューアルでは、マーケティングチームによる多角的な分析・現状の課題の洗い出しを行い、導線設計や回遊性を改善するサイト設計を行っています。
分析に基づき、新たな機能も追加。商品ページの回遊率が高いことから、数ある魅力的な商品の特徴を項目ごとに比較できる商品比較ページを設置。ユーザーが理想の住まいを効率良く選ぶことができるサポートをし、資料請求やお問い合わせにもつながりやすい構成にしています。

また会員登録すると気に入った記事や写真をマイページに登録できる「お気に入り機能」を追加。ユーザーに“欲しい”情報をしっかりと届け、スムーズに商談につなげられる仕組みを構築しました。

集客と顧客獲得を目指す、デジタルマーケティング支援

新たなブランドイメージの認知と顧客獲得のため、Web広告やSNSによる集客の取り込みなど、より効果を上げるプロモーション施策を実施しています。
Web広告においては、キャンペーン構成やターゲティング、クリエイティブの見直しを行い、戦略を再設計。弊社で運用後は、前年と比較し、30パーセント以上、広告にかかるコストを削減することに成功しました。

また精度の高いターゲティングができるInstagramは、公式アカウントの発信内容や効果的なハッシュタグの使い方などをまとめた運用ガイドラインを提供。記事・写真のテンプレートも作り、見込みユーザーに確実に届けるため運用支援を実施しました。実際サイトへの流入も増え、成果につながっています。
現在も引き続き、定例会を行い、プロモーションの最適化に努め、伴走型のデジタルマーケティング支援を行っています。