PROJECTS
SHINJUKUMURA STUDIO
永きにわたり愛され続けるために。流行に左右されない不変的価値を表現する。
都内でも最大級のスタジオを有する「株式会社孝和(新宿村スタジオ)」様。昭和初期から運営している芸能界、演劇界の老舗スタジオとしての価値、これからの未来を見据えて成長を続けていくブランドの世界観を体現し、リブランディングを行いました。
- CLIENT
- 株式会社孝和(新宿村スタジオ)様
- TAGS
- ブランディング、ホームページ制作
- WEB SITE
- https://www.shinjukumura.co.jp
表現するべき世界観を創造する。誰に何を伝えるのか。
いつの時代も変わらぬ場所であるために。
古きものと、新しきもの。
様々な人や文化が行き交い、ふたつとない雑多な表情を持つ「新宿」。
そんなまち新宿に、表現者たちが集う場として生まれた「新宿村スタジオ」。
私たちは、これまで愛されてきたスタジオがこれから先も永きにわたり愛され続けるために、デザインを通じてどのようなメッセージを伝えていくべきなのかを考えました。 この場所からは、沢山の表現者、沢山のストーリーが生まれています。表現者ひとりひとりにとって、ここはかけがえのない存在なのだと感じました。いつの時代もどんなときでも、人々が集ってにぎわう、温もりあふれる“村” のように、クリエイティブに生きるすべての人たちを支える存在でありたいと願うスタジオの想いを、「流行に左右されない不変的価値」というメッセージを共通言語(テーマ)としてブランドを表現することにしました。
ビジュアルの大きな方向性を決定しました。
Helveticaを起用。
「いつまでも変わらず愛され続ける」というスタジオの願いと、書体の持つ背景が重なったこともあり、Helveticaを起用するという大きな方向性を決定しました。
Helveticaは、 1957年にスイスで生まれた書体で、「完全性」「合理性」「普遍性」という隙の無い魅力に溢れているがゆえ、永きにわたり愛され続けています。現在に至るまで60年以上世界の定番フォントして様々な国でロゴ、雑誌、看板など、幅広い用途に使用され「世界中で最も愛されている書体」とも言われています。
私たちが考える方向性(世界観)に対して、共通認識を持つためにムードボードを用意します。自分たちはもちろん、お客様も含め、プロジェクトに関わるメンバー全員と、これから表現していくブランドの世界観の方向性を整えていきます。
※ムードボード(英: Mood Board)は、デザインの分野で利用されている、アイデアやコンセプトをまとめたものです。写真やイラスト、参考デザインや配色カラーパレット、追記事項などイメージが伝わるもの含めて、進行するための方向性・意識を共有したものになります。
重要な役割を持つ細部の装飾
デザインパターンの作成
方向性が定まった後は、スタジオらしさを見定めるために、いくつものデザインパターンを比べ、方向性を整えていきます。同じ方向性でありながら細かいディテールを確認していきます。先述したムードボードでの世界観の擦り合わせが役立ちます。 写真・イラスト・アニメーションなどの装飾は方向性を大きく変えてしまう恐れがあるため、慎重に選んでいきます。
機能性を上げ、ユーザビリティを向上する
利用者にあったスタジオを様々な条件から探し出せるように、「スタジオ検索機能」を追加した。スタジオデータベースからの検索では検索時間がかかってしまうため、Javascriptを利用してフロントエンド側で絞り込みができるように実装。これにより待ち時間なく検索が可能になった。CMSを導入することでスタジオの備品や仕様も管理画面から変更可能になっている。
INTERVIEW
リニューアルでブランドイメージを統一。想いをしっかり形にしていただきました。
株式会社孝和(新宿村スタジオ) 北川仁志さま
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