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OITA CELEENA

新たな存在意義を発揮するコミュニケーションの整理

竹を原料としたファイバー素材の製造・販売、および竹を資源とする研究開発を行う原材料メーカー「株式会社おおいたCELEENA」様。竹を原料としたセルロースの開発と特許取得をきっかけに、企業のブランディングとパンフレット、チラシを制作しました。

CLIENT
株式会社おおいたCELEENA様
TAGS
Branding, Pamphlet
WEB SITE
https://www.oitaceleena.co.jp/

竹田産の竹から抽出した次世代素材

竹を原料としたファイバー素材の製造・販売、および竹を資源とする研究開発を行なっている原材料メーカー「株式会社おおいたCELEENA」様。2015年、株式会社おおいたCELEENA様は、国内の竹からセルロースを採取する独自プロセスの開発に成功。その技術は特許として認められました。この“竹から生まれたセルロース”の特許取得をきっかけに、事業拡大を図りたいとのことでご相談いただきました。

セルロースは食品や美容製品など、様々な企業で製品の原料として使用されている素材です。しかしながら輸入産がほとんどで国産はありませんでした。そんな折、おおいたCELEENA様が開発したのが、竹田産の竹から抽出され、高い機能性と自然環境に配慮した次世代素材「竹セルロース」「竹セルロースナノファイバー」です。
しかしながら、その価値がうまく伝わっておらず、「思うような結果につながっていない」ことから、新たにそのブランド価値の見直し、企業パンフレットとチラシ制作を実施しました。

“選ばれる”ために視点を変えて、伝え方を変える

自然豊かな大分県竹田市。しかし近年、竹材需要の減少により、整備されていない竹林が放置されたまま増加するなど、心を癒す豊かな自然はいつしか周辺環境の問題となっていました。おおいたCELEENA様は、いかなる環境でも強く、しなやかに伸びる美しい竹林に着目。持続可能な資源として、“問題”ではなく、活用して豊かな社会につなぐことはできないか、ということから研究・開発をスタート。そんな経緯から生まれたのが、未来へつながる次世代素材「竹セルロース」です。

竹の価値と可能性を信じ、開発された高い機能性と自然環境に配慮した製品ですが、「竹林問題の解決」という環境問題ばかりクローズアップされ、ブランドの多様な価値が伝わっていませんでした。
私たちは、竹セルロースが多くの企業に選んでいただき食品や化粧品など様々なものづくりで活用されるためには、新たなコミュニケーションに変えていかないと受け入れられないのではと強く感じました。

そこで、竹と真摯に向き合っているおおいたCELEENA様の想いを汲んだ上で、少し視点を変えて製品の魅力をしっかりと伝えられるようブランドづくりに取り組み、キャッチコピーやボディコピー、文章、デザインまで全て制作しています。

未来へつながる次世代素材 その背景にある物語までアウトプット

竹の可能性を最大限に発揮し、開発された“未来へつながる次世代素材”としておおいたCELEENA様の企業紹介パンフレット、および竹セルロースと温泉水から生まれた化粧品原料「竹温泉水セルロースナノファイバー」のチラシを制作しました。
ブランドステートメントや開発のストーリー、環境に配慮した竹セルロースの魅力がしっかり伝わるようにイメージの統一を図り、デザインを仕上げています。
これらの取り組みの結果、竹セルロースは用途を問わず様々な原料として高く評価され、その可能性は徐々に広がっています。

SENSHUKAI IIHANA

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