Webサイト制作の考え方(Webディレクター編)企画の考え方
INTRODUCTION
デジタルバンクでは、主に事業を展開しているお客様に向けてビジネスを展開しています。
一言でWebサイトと言っても、企業サイト、採用サイト、商品などのサービスサイト、ブランドサイト、事業サイト・・・などさまざまな種類のサイトがあります。
今回は、これらのサイトの新設・リニューアルの場面において、デジタルバンクとしてどのように取り組んでいるかWebディレクターという視点からその「考え方」についてお話ししていきます。
SECTION. 01
課題について見極める。
Webサイト制作のお話をいただく際にお客様からよく挙げられる課題があります。
特にサイトをリニューアルする際に多く聞かれるものが以下のような内容です。
【操作性】
・サイトを制作してから時間が経ち、使い勝手が悪い。
・スマートフォンに対応していない。
【デザイン】
・見た目が古い感じがする。
・デザインが気に入っていない。
・モチーフが動いたり、動画入れるなど動きが欲しい。
・かっこいい感じにしたい。
これら挙げられた課題について、皆様も感じられたことはあるのではないでしょうか。
”見た目””カッコよく””動いたりしたい”・・・・
そう課題に感じられることは、よくわかります。
しかし、これらは個人的な主観も入った、いわば「感覚的」な意見で、人によってその言葉から連想されるイメージはさまざまです。
なんで動くと良いのでしょうか?
「カッコよく」とはどのようなかっこよさでしょうか?
「良いデザイン」とは、何を良いとしているのでしょうか?
デザインから課題を見つけるのではなく、もっと本質的なところから考えていくことが大切です。
企業のこと、取り組んでいる事業のこと、そして企業の魅力とは何か、第三者からみて自社はどう見えているのかなど、様々な角度から自社のことを考えてください。
答えは、そこにあります。
SECTION. 02
Webサイトの目的を明確に定める。
では、企業や事業・サービスなどのWebサイトは、「何のために」必要なのでしょうか。
なぜ、リニューアルする必要があるのでしょうか。
それは、伝えるべき「相手」がいて、
企業・事業・サービスについて「伝える」ことあって、
それがきちんと「伝わる」形で相手へ届けることができて、
初めてその企業らしいサイト、その商品らしいサイトと評価されるのではないでしょうか。
Webサイトとは、企業のビジネスそのものを視覚化して言葉とともに伝えていくツールです。
そのために、サイトがどうあるべきか、見た目ではなく本質的なところから考えていく必要があります。
デジタルツールが主流の時代だからこそ、Webサイトで「何を伝えたいか」を見つめ直す。
今やWeb上であらゆる情報を得ることができ、ユーザー同士の意見交換も活発に行われる時代です。
だからこそ、企業からの一方的な情報発信だけでなく、「誰に」「何を」「どのように」伝える必要があるのかが問われているのではないでしょうか。
デジタルバンクでは、この「誰が」「何のために」、「誰に」向けて、「何を」、「どのように伝える」のかを徹底的に掘り下げています。
SECTION. 03
ステートメントは全ての指標
実際に、お客様とお話をするなかで、サイト制作に向け、自社のことを整理していくと「自社を改めて見つめ直すいい機会になった」というお声を聞くことがあります。
私たちは、ブランドステートメントと言われる「企業などが目指す指標、あるべき姿、提供価値、社会との関わり方」などを明文化したものを大切にしてサイト制作を行っています。
一緒にステートメントから考えていくこともあります。
Webサイト制作において、企業・事業・サービスが持つ存在価値をブランドステートメントをもとに、Webデザインに反映させていくことがWebサイト制作において大切だと考えています。
ブランドステートメントがあることで、サイト制作においても意見の統一化が図れるため、デザインの良し悪し、好き嫌いという「感覚的」な指標ではなく、ステートメントがうまく反映されているデザインか否かという判断基準になるので、より意思決定もしやすくなるはずです。