第三者視点で強みを見い出し、魅力を具現化。時代に合わせてアップデートできる採用サイトができました。
大分トヨペット株式会社
常務取締役 企画推進部長 荒川明彦さま
店舗支援営業本部 企画推進室/店舗支援管理本部 総務 人事室 課長 清松賢一さま
OVERVIEW
「採用」に特化したサイトで、企業の魅力を発信したい
1956年、トヨタ自動車の販売店として創業した大分トヨペット株式会社さま。大分県内10店舗(2024年4月現在)を展開しながら、「地域に選ばれるお店づくり」を目指す地域密着企業です。
SECTION. 01
他社との差別化を図りたいという思いがありました
(荒川さま)
デジタルバンクさんには、10年ほど前にコーポレートサイトを制作していただいたのをきっかけにお付き合いがはじまりました。近年はWEBマーケティングなど、いわゆる“裏側”の部分の協力をお願いし、随時サポートをしてもらっていました。
近年叫ばれている人材確保の難しさは当社も例外ではなく、まずは採用に特化したサイトづくりをデジタルバンクさんに依頼。それまでは、ホームページの中に採用情報のコンテンツを設けていましたが、あくまでもサイトの一部でしかなく、求人情報サイトと並行して見てもらえれば…という程度のものでした。
トヨタでは、2020年5月から併売化がスタートし、トヨタグループのどの店舗でも、全ての車種が取り扱えるようになりました。大分トヨペットを選んでいただくためには他社との差別化を図りたいという思いがあり、それをお願いできるのはどこかと考えたときに、まずデジタルバンクさんに相談したのがきっかけです。余談ですが、デジタルバンクさんのホームページもよく見ていたんですよ。クリエイティブな業界ならではの構成で、企画力やデザイン力が見えるサイトだなと感じていました。自社ホームページがいまいちだったら、お願いしていなかったかもしれません(笑)
(清松さま)
求人情報サイトやコーポレートサイトだけでは企業の魅力を伝えきれていないと感じていました。求職者が企業を知る方法としては、求人情報サイトを入口としてそこから各企業のホームページを見る…という流れが多い傾向にあります。せっかくたどり着いたコーポレートサイトは、求人情報サイトよりも充実している必要があると思うんです。それを実現するために採用に特化したサイトがつくれることは、採用担当者としても念願でした。
SECTION. 02
企業の「強み」を表現する、メッセージ性の高いメインコピーを考案
(荒川さま)
最初の提案でいただいたコピーのひとつが、メインコピーとして使っている「まっすぐに、向き合う。」という言葉です。他にもいくつかいただいたのですが、それぞれの言葉にきちんとストーリーがありました。ヒアリングの中で思いをしっかりくみ取っていただき、この言葉が一番心に刺さりました。もしこの段階でピンとこない提案だったら、他社にお願いしていたかもしれません(笑)。
(清松さま)
「まさにこの通り」という印象でしたね。制作をスタートするにあたり、まず当社の“中身”を知ってもらうためにヒアリングを重ね、考え方や働き方、人材育成方法など、私たちの思いや働く環境といった“現実”をお伝えしました。第三者の立場で当社の強みとして見つけていただいたのが、お客様や社員など「人」を大事にしているということでした。社風を上手にとらえてもらえてうれしかったですね。
(荒川さま)
打ち合わせはリモートでもできる時代ですから、大分県外の制作会社に依頼することもできます。しかし、実際に現地で店舗の雰囲気や働く人の姿を見て、体感してもらえたからこそ、当社の本質をとらえた言葉を提案していただけたと思っています。差別化を図るうえでも、強みとしてアピールできると感じました。やはり、対面でしっかり打ち合わせできるって大切ですね。
SECTION. 03
社員の顔が見えるコンテンツづくりで、働く環境のリアルを伝える
(荒川さま)
デジタルバンクさんがとらえてくれた「人」にフォーカスを当てた構成として、社員の声を充実させるというご提案をいただきました。『まっすぐに、向き合う。』という言葉の先にあるのは、お客様であり、働く社員でもあります。社員インタビューという形で生の声を掲載することで、社員それぞれの考え方はもちろん、仕事内容、やりがい、働き方など、コーポレートサイトとは違う角度からの発信ができます。
社内で制作する場合とは違い、プロに任せると社員の生き生きとした姿や素直な言葉を引き出してもらえますね。リアルな社員の姿や声が企業のリアルとなり、魅力につながっていると思います。
(清松さま)
近年は、会社説明会やインターンシップに積極的に参加する求職者が増えています。その理由は、働く環境や、人間関係を重視する人が多いからです。当社の雰囲気や社風を一番よくわかっている社員の声をたくさん掲載することで、会社のリアルを伝えられると思いました。その反面、現実とのギャップがないように、会社の風土としてしっかり根づかせていかなければという意識も高まりました。
SECTION. 04
常識にとらわれない発想で、企業の今とこれからを表現するサイトへ成長させたい
(荒川さま)
今回は採用サイトの制作を依頼しましたが、本当はもっと上位概念を持っています。中でも、当社を知ってもらう活動があまりできていなかったことが課題で、採用情報以外にも発信したいことがたくさんあります。採用サイトの公開をきっかけに、コーポレートサイトやSNS等も充実させながら、魅力発信に力を入れていきたいです。
採用サイトの公開は、ゴールではなく通過点です。公開後、ブランドムービーの制作もデジタルバンクさんに依頼させてもらいましたが、まだまだやれることはあると思っています。常に時代のニーズやトレンドにアンテナをはりながら情報を整理しつつ、進化を続けるサイトでありたいです。そのためにはデジタルバンクさんのサポートをいただきながら、ちょっと挑戦的なものもつくってみたいですね。
(清松さま)
2024年4月に公開したので、まだ直接的な反響を実感できる時期ではありませんが、問い合わせしてくれた求職者にはURLを送付するなど、見てもらいたい情報が載っているサイトができたのは大きな一歩です。会社情報を知ってもらえるツールのひとつになっていることは間違いありません。求職者はもちろん、ご家族や周囲の人から「大分トヨペットはいい会社だよ」といってもらえるような、企業としての成長も意識していきたいです。
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