採用サイトのコンテンツ設計 

INTRODUCTION

採用サイトを制作する際、「企業の情報をどのように伝えるか」を考える場面は多くあります。
今回はコンテンツを設計するうえで意識したいポイントをご紹介します。

(index)
採用サイトとは?
採用サイトのコンテンツ設計
まとめ

SECTION. 01

採用サイトとは?

求職者にとっての採用サイトは、企業の“素顔”を知るための入り口です。
仕事内容や待遇だけでなく、働く人の価値観やチームの雰囲気、企業が目指す方向性などを通じて、自分との相性を見極めることができます。情報収集の場だけではなく、「自分がここでどんなキャリアを築けるのか」を想像するための重要な判断材料になります。

一方、企業にとっての採用サイトは、自社の魅力や理念を発信し、「共に働きたい人材」と出会うためのコミュニケーションツールです。募集要項を掲載するだけでなく、文化や働き方、挑戦する姿勢を伝えることで共感を生み、応募の質を高める役割を果たします。また、採用活動の効率化やブランド価値の向上にもつながる、戦略的な採用広報の基盤でもあります。

SECTION. 02

採用サイトのコンテンツ設計

コンテンツ設計では、「誰が、誰に、何を・どのように届けるか」という視点を持つことで、情報発信の軸がぶれず、“企業らしさが伝わる表現”が生まれます。次のポイントを意識して設計していきます。

①らしさ”を見つける

まずは、社内の声を丁寧に掘り下げることから始めます。 
ヒアリングやワークショップを通じて、次のような質問をしていきます。

例)・どんな社員がいる?
  ・どんな瞬間に誇りややりがいを感じる?
  ・何を大切にして働いている?

こうした対話から見えてくるのは、数字や制度では表せない“人や文化の温度”です。
それを言葉に落とし込むことで、企業の価値観=“らしさ”が形になります。

②言葉とトーンを整える

“らしさ”が明確になると、取材・写真・言葉のトーンに一貫性が生まれ、サイト全体にその会社らしい空気感が表現できます。採用サイトでも、企業のらしさによって印象は大きく変わります。
同じキャッチコピーで比較してみましょう。

<キャッチコピー(共通)>
「ものづくりの力で、人の暮らしを支える。」

【例:誠実さメインのトーンの場合】
一つひとつの工程に、誠実に向き合う。
確かな技術とまっすぐな想いで、私たちは日々の暮らしを支えています。
派手さはなくても、積み重ねが信頼を生む。
そんな“誇りある仕事”を、私たちは続けています。

トーンの特徴:落ち着き・丁寧さ・信頼感。語尾を柔らかくまとめ、「真面目な企業姿勢」が伝わる言葉選び。


【例:ポップでワクワクのトーンの場合】
つくるって、こんなに楽しい!
私たちの技術で、毎日の「あったらいいな」をカタチにしています。
やってみよう、工夫してみよう。
ものづくりの現場は、ワクワクが止まらない場所です!

トーンの特徴:リズム感・感嘆符・短文でテンポを出す。感情や楽しさをダイレクトに表現して、読み手の気持ちを動かす。


このように、トーンを意識して言葉を整えることは、“企業らしさ”を形にする第一歩になります。

③心が動くの導線(ストーリー)を設計する

求職者がサイトに訪れてから応募に至るまでの 感情の流れ を設計します。

例えば、次のようなコンテンツが挙げられます。

◼️共感を生む
メッセージ・社長挨拶
会社の大切にしている考え方や向かう方向性を示すことで、「何を目指している会社なのか」を理解してもらいやすくなります。

◼️理解を深める
社員インタビュー・座談会
実際に働く社員の声を通して、会社の雰囲気や働きやすさ、仕事への想いを感じてもらえます。話し言葉の温度感を残しながら、読みやすく整えることが大切です。丁寧にトーンを整えることで、「この人と一緒に働きたい」と感じてもらえる記事に仕上がります。

◼️働く姿を想像してもらう
一日の流れやキャリアパス紹介
制度や条件だけでは伝わらない働く日常のイメージを提供し、「自分にもできるかもしれない」という気づきにつなげます。

制度・福利厚生紹介
制度の背景にある企業の想いも伝えます。
例:休日制度なら「家族との時間も大切にしてほしいから」など、企業のやさしさや温度感を含めて紹介。

◼️行動につなげる
求職者視点のストーリー
「未経験でも活躍できる」「こんな先輩がいる」など、自分にもできるかもしれないと、応募への心理的ハードルを下げる情報を掲載。

写真・トーンの統一
言葉とビジュアルのトーンを揃えることで、企業の世界観が感覚的に伝わり、応募行動への後押しになります。

SECTION. 03

まとめ

採用サイトで大切なことは、情報量の多さではなく、“企業らしさ”が伝わることです。「誰が、誰に、何を・どのように伝えるか」を意識して制作することで、企業の魅力が情報”ではなく“共感”として求職者に届くサイトになります。

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