テレビとデジタルの”いいとこ取り”話題のVOD広告とは?
INTRODUCTION
「最近よく聞く“VOD広告”ってなに?」
「テレビCMやYouTube広告とは何が違う?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、
今回はVOD広告の基礎から、メリット・配信方法・費用感まで分かりやすく解説します。
動画広告が当たり前になってきた今、VOD広告は認知拡大やブランディングを狙ううえで非常に効果的な手法。
初心者の方でもイメージしやすいように、具体例を交えながらご紹介していきます。
SECTION. 01
VOD広告とは?
VOD(ビデオ・オン・デマンド)ってなに?
VODとは「Video On Demand(ビデオ・オン・デマンド)」の略で、
視聴者が好きなタイミングで動画コンテンツを楽しめるサービスのこと。
たとえば、Netflix、TVer、Hulu、ABEMAなどがVODにあたります。
VOD広告の基本的な仕組み
これらのVODサービスの中には、広告付きのプランが存在します。
この広告枠に企業が自社の動画広告を出稿できるのが、「VOD広告」です。
ユーザーが動画コンテンツを再生する際に、動画の前後や途中に広告が流れるイメージです。
テレビCMやYouTube広告との違いは?
VOD広告は、「テレビの影響力」と「デジタルの柔軟性」を併せ持つ、いいとこ取りの広告手法なんです。
実際にどれくらいのユーザーが使っているの?
主要なVODサービスには、すでに多くのユーザーが利用しており、
広告を通じてリーチできる規模も非常に大きくなっています。
下記は代表的なVODプラットフォームの利用者規模をまとめたものです。
SECTION. 02
VOD広告のメリット
ターゲット精度の高さ
VOD広告では、年齢・性別・居住地域・視聴傾向などのデータをもとに、
狙いたいユーザーにピンポイントで広告配信ができます。
広告視聴完了率が高い
VOD広告はスキップできない形式が多く、視聴完了率が非常に高い傾向にあります。
ブランド認知度の向上に強い
ユーザーがリラックスしてコンテンツを見ている中で流れるため、広告に対するストレスが少なく、
ブランドの印象をポジティブに残しやすいのも魅力です。
SECTION. 03
VOD広告の種類
インストリーム広告
動画コンテンツの再生前・再生中・再生後に表示される、もっとも一般的な広告フォーマットです。
インバナー広告
VODサービスのサイト上にあるバナー枠に動画広告が流れる形式。
インリード広告
記事コンテンツ内に自然に組み込まれる形式の広告です。
SECTION. 04
VOD広告の配信プラットフォーム
・Hulu
・ABEMA
・TVer
・Netflix(広告付きプラン)
それぞれユーザー層や視聴傾向が異なるため、商材との相性を見極めて選ぶことが大切です。
SECTION. 05
VOD広告の配信方法とターゲティング
VOD広告では、以下のようなターゲティング設定が存在します。
・デモグラフィックターゲティング(年齢・性別など)
・エリアターゲティング(地域ごとに配信)
・行動ターゲティング(視聴履歴をもとに配信)
SECTION. 06
VOD広告の費用感
課金形態について
・CPM(1,000回表示ごとに課金)
・CPC(クリック課金)
・CPE(エンゲージメント課金)
一般的な費用目安
媒体やターゲティング内容によって変動しますが、CPM単価は500〜1,200円程度が相場。
1キャンペーンあたり10万円前後からの出稿も可能です。
予算に応じた運用のコツ
最初は少額からテスト配信し、効果を見ながら配信量を増やしていくのがおすすめです。
SECTION. 07
成功するVOD広告のポイント
・短時間でインパクトを与えるクリエイティブ
・目的に合わせた配信設定
・効果測定と改善を繰り返す
(例)地方のハウスメーカーがTVer広告を出稿する場合
たとえば、大分県に拠点を置くハウスメーカーがTVer広告を活用するケースを考えてみましょう。
TVerはテレビ番組の見逃し配信を中心としたプラットフォームで、
地元の情報番組やバラエティの視聴者が多いという特徴があります。
この特性を活かし、配信地域を「大分県内」に絞り、ターゲットを「30〜50代のファミリー層」に設定することで、
より購買意欲の高い層へリーチ可能です。
さらに、「マイホームを検討中の人」に響くようなストーリー仕立ての15秒CMを制作することで、
ブランド認知だけでなく、資料請求や来場予約といったコンバージョンにつなげることができます。