なぜ今、Webアクセシビリティが必要なの?

INTRODUCTION

最近よく耳にする「Webアクセシビリティ」。
一部の人向けの特別な対応だと思われがちですが、実は今、企業のWebサイトにおいて対応が非常に重要視されています。

今回は、企業が取り組むべき理由について解説します。

(index)
そもそも「Webアクセシビリティ」とは?
今、対応が求められる理由
実は企業側にも嬉しい効果が!取り組むべき3つの理由
すべてのお客様を歓迎する「おもてなし」の具体例
まとめ

SECTION. 01

そもそも「Webアクセシビリティ」とは?

年齢や身体条件、利用環境に関わらず、誰もがストレスなく情報を利用できることです。

見た目のおしゃれさだけでなく、「文字の読みやすさ」「ボタンの押しやすさ」や、画面裏側の「プログラムが整頓されているか」といった根本的な使いやすさが問われます。

SECTION. 02

今、対応が求められる理由

現在は以下の理由から、Webサイトのアクセシビリティ対応が求められています。

・法律の改正

2024年4月の「障害者差別解消法」改正で、民間企業にも合理的配慮の提供が義務化されました。
これに伴い、「自社のWebサイトも、すべてのお客様が安心して使える優しい場所にしよう」と前向きに見直す企業が増えています。

・利用ユーザーの多様化

スマートフォンの普及により、インターネットを利用する年齢層や環境はかつてなく多様化しています。
年齢による見え方や操作感の違いに配慮し、「どんな人でも快適に使えるサイト」を提供することの重要性が、これまで以上に高まっています。

SECTION. 03

実は企業側にも嬉しい効果が!取り組むべき3つの理由

1.ユーザーのストレスを減らし、機会損失を防ぎやすくなる

文字が小さくて読めない、タップしたいボタン同士が近すぎて誤操作してしまうなど、わずかな「使いにくさ」はユーザーにストレスを与え、せっかくの閲覧をやめてしまうきっかけになりがちです。

アクセシビリティを改善し「誰にでも直感的に操作できる導線」を作ることは、サイトを訪れてくれた見込み客が途中で諦めてしまうのを防ぎ、「お問い合わせ」や「商品の購入」といったアクションへ繋がりやすくする効果が期待できます。

2.Googleの検索順位(SEO)に好影響を与える

目が見えない方が使用する「音声読み上げソフト」は、画面の見た目ではなく裏側のHTMLコードを読み取って情報を伝えます。

実は、Googleの検索エンジンもこれと全く同じ仕組みでWebサイトの内容を理解しています。

つまり、画像に適切な説明文(代替テキスト)を設定したり、見出しの順番を正しく整理したりするアクセシビリティ対応は、Googleに対して「このページにはこんな有益な情報が書かれていますよ」と正確に伝えることになるのです。
サイトの構造が機械にも分かりやすくなるため、結果としてSEOの評価が高まり、検索結果で上位に表示されやすくなります。

3.プログラムが綺麗に整頓され、サイトの管理効率がアップする

アクセシビリティ対応のために裏側のコード(HTML)を規則正しくシンプルに整えることは、サイトの「骨組み」を頑丈にすることと同じです。

ルールに沿って綺麗に整理されたサイトは作りが安定しており、後からシステムをアップデートする際にも不具合が起きにくくなります。将来的なメンテナンスの際にも、スムーズに対応しやすいというメリットがあります。

SECTION. 04

すべてのお客様を歓迎する「おもてなし」の具体例

第4章では企業側のメリットをお伝えしましたが、難しく構える必要はありません。
Webサイトにおけるアクセシビリティとは、普段のビジネスで自然に行っている「お客様への気配り」を画面上に置き換えることと同じです。

ここでは、Webサイト上でできる「おもてなし」とは具体的にどのようなものかご紹介します。

・画像の代替テキスト

裏側のコードへ画像の内容を文字で設定しておくことで、視覚に障害がある方へ、音声読み上げで画像の内容を伝えるための工夫です。
下の画像のように通信環境が悪く画像が表示されない時でも、すべてのお客様に情報を確実にお届けできます。

・ 色のコントラスト

文字と背景の「明るさの差(メリハリ)」を確保し、視力が弱い方でもはっきりと文字を読めるようにする工夫です。
下の画像のように色の差を意識したデザインにすると、屋外で太陽光が反射するスマホ画面など、どんな環境でもストレスなく読めるようになります。

SECTION. 05

まとめ

アクセシビリティはすべての人への「おもてなし」

Webアクセシビリティは、特定の誰かのための特別な対応ではありません。
画面の向こう側にいるすべてのお客様を歓迎し、快適に過ごしていただくための「おもてなし」そのものです。

誰もが使いやすいサイトは、企業の誠実さを伝え、結果としてビジネスの強い武器になります。
まずは「今のサイトは誰にとっても使いやすいか」と現状に目を向けることが、皆に優しいサイト作りへの大切な第一歩になります。

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