Web広告運用の基本的な流れと、成果について

INTRODUCTION
近年のビジネスの成功において、
Web広告(インターネット広告)を活用した集客方法は年々市場規模を拡大しています。
ただ、Web広告の利用を検討する中で
「Web広告って種類がありすぎて、どれが良いのか分からない…」
「複雑そうで、自分では活用できそうにない」
「実際にどれくらい売上が伸びるの…?費用対効果を知りたい」
と悩まれる方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、Web広告の最新の市場規模や基本的なお話から実例まで
詳しくお話をさせていただきます。
(index)
SECTION. 01
Web広告の市場規模について
まず、Web広告の市場規模についてお話しします。
Web広告市場は年々成長しており、国内においても規模を急速に拡大しており、
2023年の日本のインターネット広告媒体費は、前年比107.8%の3兆3,330億円と過去最高を記録しました。
デジタル化の進展とともにさらなる成長が期待されています。
この成長の背景には、スマートフォンの普及とインターネットの利用時間の増加があります。
人々がオンラインで過ごす時間が増える中、
企業は効果的に消費者にリーチするためにWeb広告への投資を増やしています。
また、データ分析技術の進化により、広告の効果測定が容易になり
広告キャンペーンの最適化が可能となったことも市場成長を後押ししています。
SECTION. 02
Web広告の種類について
次に、Web広告の主な種類について見ていきましょう。
Web広告には様々な種類があり、企業の商材やサービスのターゲティング層に合わせた選定が重要となります。

SECTION. 03
配信までの流れについて
デジタルバンクで実際に行っている、
広告配信~分析、結果報告までの流れについてお話します。

※状況に応じて、実施項目は変わります。
ステップ①ユーザー分析
広告配信を始める前のユーザー分析は、
デジタルバンクでも最も時間を掛ける重要な過程となります。
ターゲットユーザー像や動きを可視化することによって
広告配信の目的であったり、やるべき施策を具体的に見出すことができます。
また、弊社のマーケティングチームは全員ウェブ解析士の資格を取得しており、
分析ツールを駆使した、より精密なユーザー分析が可能となります。
①市場調査
ターゲット市場のニーズやトレンドを理解し、効果的な広告戦略を立てていくために必要です。
3C分析などのフレームワークやオンラインツールを用いて、
消費者の行動データ、競合分析、検索キーワードのトレンドを収集・分析します。
②ペルソナの作成
ターゲットとなる顧客像を具体的に描き出し、その顧客が抱えるニーズや関心、悩みを理解します。
③カスタマージャーニーを作成
顧客が商品やサービスを認知し、購入するまでの段階を明確化し、
その過程でどのような情報が必要なのか、またはどう影響を受けるかを把握します。
これらの分析を通じて、広告配信のターゲティングや必要な施策・配信媒体などを決めていきます。
最後に分析結果をクライアントに共有をし、
相違がなければシミュレーション作成に進みます。
ステップ②シミュレーション作成
シミュレーションとは、
実際の広告運用を開始する前に、ユーザー層(年齢、性別、地域など)や配信媒体を決定し、
それを元に予測される結果を見積る作業を指します。
具体的には、以下の項目をシミュレーションします。
■目標設定:広告の目的を明確にします。
(例:リードの獲得、売上の向上、ブランド認知度の向上など)
■予算計画:広告にかける予算を決定します。
■KPI設定:キャンペーンの効果を測定するための指標
(例:クリック率、コンバージョン率など)を設定します。
■ターゲットオーディエンスの定義: 広告を表示する対象となるユーザー層を決定します。
(例:年齢、性別、地域)
ステップ③クリエイティブ制作
次に、広告のクリエイティブを制作します。
クリエイティブとは、広告に使用するバナー(画像)やテキスト、動画などのことです。
例えば、バナーの目的は見て欲しいWebページにクリックしてもらうこと。
そのためには、視覚的にユーザーに興味を持って貰えるようなデザインにすることが重要です。
デジタルバンクではターゲットユーザーの精密な分析を制作前に実施したり、
過去100社以上の配信実績を元に、よりターゲットユーザーに適したデザインを制作できます。
弊社ならではのノウハウで、広告パフォーマンスを大幅に向上させることが可能となります。
ステップ④広告配信設定
クリエイティブが完成したら、広告配信の設定を行います。
具体的には、以下の作業を行います。
■広告プラットフォームの選択:広告を配信するプラットフォーム
(例:Googleディスプレイ広告、Googleリスティング広告など)を選びます。
■ターゲティングの設定:ターゲットオーディエンスを設定し、広告の配信先を細かく指定します。
(例:年齢、性別、地域、興味関心など)
■広告スケジュールの設定:広告の配信開始日と終了日を設定します。
■広告プレビューの提出:広告がどのように表示されるかをプレビューし、必要に応じて修正します。
ステップ⑤配信開始
設定が完了したら、いよいよ広告の配信を開始します。
配信開始後は定期的に広告のパフォーマンスを確認し、必要に応じて調整を行います。
ステップ⑥パフォーマンスの監視と分析
広告の配信が開始されたら、そのパフォーマンスを継続的に監視し、分析を行います。
主に以下の点に注目します。
■KPIの確認:設定したKPIが目標を達成しているかどうかを確認します。
■データの分析: 広告のクリック率、コンバージョン数(購入数、問い合わせ数)コンバージョン率(購入率、問い合わせ率)
CPA(獲得単価)などのデータを分析し、広告の効果を評価します。
■改善点の特定: パフォーマンスが低い場合、どの部分に問題があるのかを特定し、改善策をご提案いたします。
(例:クリエイティブの変更、ターゲティングの調整、予算の再配分など)
ステップ⑦広告レポートのご提出
最後に、配信結果をまとめたレポートを作成します。
広告レポートは、運用結果を振り返り、今後の戦略を立てるための重要な資料です。
具体的には、以下の内容をまとめています。
■キャンペーン概要: 広告配信の目的、期間、予算などの基本情報。
■パフォーマンス指標: クリック率、コンバージョン数、コンバージョン率、CPA、などの主要指標の結果。
■成功点と課題: キャンペーンの成功点(例:高いクリック率、低いCPAなど)と課題(例:ターゲティングの改善が必要など)
■改善提案: 次回のキャンペーンに向けた具体的な改善提案(例:クリエイティブのブラッシュアップ、ターゲティングの再検討など)
以上が基本的な広告配信の流れとなります。
SECTION. 04
実績について
最後に、デジタルバンクで実際にWeb広告配信を行った実例についてお話します。
【業界】
地域密着型中規模ハウスメーカー
【事業内容】
注文住宅・建売住宅・土地の販売
【ターゲット層】
20代後半~40代前半の男女
【改善にかかった期間】
3カ月間
【予算】
月額40万円前後
【課題】
モデルハウス・イベントの来客数、資料請求の問い合わせ数が伸び悩んでいる。
これまでもSNS広告やディスプレイ広告、マス広告を実施してきたが、
費用対効果含め、成果が不透明だったこともあり、一番効果的に顧客を獲得できる方法を
模索している。
【提案内容】
Web広告は「認知型」「獲得型」に大きく分類されますが、
「認知型」広告については既にSNS運用やマス広告を実施していたこともあり、
より具体的に家づくりを検討しているユーザーを獲得するための配信方法をご希望頂いていました。
その中で弊社では「Googleリスティング広告」をご提案。
Googleリスティング広告では、特定のキーワードを検索した際に検索キーワードに関連する検索結果が上部に出てきます。
例えば「大分 ハウスメーカー」「土地 購入」「新築住宅 見学会」といった
具体的に家づくりを検討しているユーザーに対して広告を表示させることができるので、
より顕在層に近いユーザーにアプローチができます。
リスティング広告では検索キーワードを自由に設定できますが、
(指定する検索キーワードで検索された場合でのみ、広告を表示することが可能)
今回は大分県をメインで展開されているハウスメーカーということもあり、
「大分(もしくはイベント開催の地域名)+住宅関連のキーワード」の組み合わせで設定をしました。
そうすることで、該当地域に住んでいる且つ家づくりを検討しているユーザーに対し直接的なアプローチができるメリットがあります。
更に配信地域をイベント開催地域の周辺やアクセスしやすい地域に設定ができたり、
ターゲットユーザーの年齢、性別まで細かく設定ができたりと、希望の条件で配信ができる点も大きなポイントです。
広告文に関しても「大分」といった地域に関わるキーワードを入れることで、
よりユーザーも自分事化することができ、より高い効果を期待できます。
このように、事前の分析結果からターゲティング設定・広告文・キーワードを組み合わせることによって、
効果的で費用対効果の高い広告配信が可能となりました。
【効果・結果】
配信前は月平均1~2件だったところ、現在は月平均20組前後を獲得できるように。
イベント毎のクリエイティブ制作(広告テキスト、バナー、ランディングページ)、
特にランディングページにおいてはヒートマップツールやGA4(計測ツール)を駆使し、
ユーザーから最も反応のある箇所やエリアを分析し、サイトの改善も都度行いました。
またリスティング広告ではキーワードを日々分析したり、広告設定の見直しを随時行うことで無駄がなく、
貢献度の高いユーザーからのクリック数を増加させました。
結果的に最適な予算で、効率の良い広告配信ができるようになりました。
お客様とは最低でも毎月1回はお打ち合わせの場を設け、進捗具合や改善内容をご提案し、
密にコミュニケーションを取っていくことで、効果的な広告配信を継続できています。
SECTION. 05
最後に
Web広告の運用は、多くの企業にとって効果的なマーケティング手法です。
しかし、成功するためには、正しい手順を踏み、データに基づいた分析と継続的な改善が不可欠です。
またデジタルバンクの強みとしては、Web広告運用代行だけではなく、
Web広告に精通したプロによる、ホームページ・ランディングページ制作、
クリエイティブ制作が可能となるため、制作~運用代行まで一貫してご依頼頂けることです。
またWeb広告配信を担当する部署では、全員がウェブ解析士の資格を保持しているので、
分析ツールを駆使した、より具体的な解析・分析も可能となります。
Web広告配信を始めたいけど、まだお悩みの方。
ぜひデジタルバンクまでお気軽にご相談くださいませ。
今回もありがとうございました。