擬人化で企業の「らしさ」を直感的に理解しよう

INTRODUCTION

ホームページを作るときに大切なのが、企業の「らしさ」をしっかり伝えることです。

しかし、「自社の個性って何だろう?」「どんなふうに表現すればいいの?」と悩んでしまうこともありますよね。 そんなとき、自社を理解するヒントになるのが、「企業を人に例える」という方法です。人物像に置き換えて考えることで、企業の特徴や大切にしている価値観が、ぐっとイメージしやすくなります。

今回は、企業の「らしさ」を擬人化して考える方法について、具体的なポイントとともにご紹介します。

(index)
企業イメージを守るために大切なこと
「人に例えること」で、自社の個性を理解しよう
まとめ:企業の個性を明確に伝えることで信頼が生まれる

SECTION. 01

企業イメージを守るために大切なこと

企業の個性や特徴をしっかりと伝えることは、ユーザーとの信頼関係を築くためにとても大切です。

例えば、誠実で信頼感のある企業が適度にフォーマルな表現を使うことで、その信頼性がより一層伝わります。親しみやすさを大切にしている企業が柔らかい言葉を選ぶことで、ユーザーとの距離が縮まり親近感を持ってもらえるでしょう。

企業のイメージは、WEBサイトや広告に限らず、SNSの投稿やカスタマーサポート、商品パッケージなど、あらゆる接点を通じて形成されます。そのため、どの場面でも一貫したメッセージやデザインを意識し、企業の「らしさ」を適切に伝えることが重要です。それによって、ユーザーが企業や商品に抱くイメージを意図した形で届けることできます。

SECTION. 02

「人に例えること」で、自社の個性を理解しよう

企業や商品の持つイメージを「人に例えること」で、その企業が持つ特徴がより具体的にイメージでき、ユーザーへ適切に伝えやすくなります。以下の具体例を参考に、企業の個性をどう捉え、どう伝えるか考えてみましょう。

2-1. 真面目で堅実な職人

「生活を支えるインフラ事業者」BtoBコーポレートサイトの場合。

この企業は、変化を追い求めるのではなく、「安定して積み重ねていくこと」を大切にしています。堅実で誠実な企業であり、信頼感と安心感を大切にしていることを伝えていきたいと考えています。

この企業を人に例えるなら、「真面目で堅実な職人」。毎日コツコツと仕事を積み重ね、確かな技術と丁寧な仕事で信頼を築いていく。そんな職人の姿勢こそが、この企業の姿を体現しています。

デザインで表現する場合は、例えば、落ち着いた色合いやシンプルで洗練されたレイアウトで真面目さや安定感を表現しましょう。写真は、真摯に仕事に向き合っている様子や生活を支える背中を使用すると、より責任感や頼り甲斐のある企業だという印象を与えられるでしょう。ポップすぎる要素やカジュアルすぎる表現は避け、堅実さと信頼感を感じてもらえるデザインで企業の強みをしっかり伝えましょう。

2-2. 思いやりのある誠実な社員

「お客様に寄り添う企業」BtoC採用サイトの場合。

この企業は、「思いやり」と「誠実さ」を大切にし、チームワークを重視する企業です。新しい仲間には優しく声をかけ、困ったときには手を差し伸べるような温かさが、社内だけでなく、ユーザーにも安心感を提供しています。「みんなで一緒に成長しよう」という想いを持ち、信頼される存在であり続けることを目指しています。

この企業を人に例えるなら、「思いやりのある誠実な社員」のような存在です。周囲に気を配り、誰もが安心して頼れる温かさを持ちながら、堅実に成長していく。その姿勢こそが、この企業の魅力です。

デザインで表現する場合は、例えば、企業の温かみや親しみやすさを伝えるために、社員の笑顔を活かした写真や、柔らかく親しみやすい言葉遣いを意識するとよいでしょう。また、温かみのある色合いと、シンプルで優しさを感じさせるデザインを取り入れることで、堅苦しさや冷たさを避け、ユーザーに安心感を持ってもらえる印象を与えられるでしょう。

2-3. 丁寧な暮らしを大切にする人

「ぬくもりと素朴さを感じる商品を取り扱う」雑貨メディアの場合。

このブランドは、自然素材で作られたものや日常使いできる上質なものを取り扱っています。ライフスタイル「日々を大切に楽しむこと」と「心地よい暮らし」を大切にし、使う人にやさしく寄り添いながら、心地よい暮らしを提供します。

人に例えるなら、「丁寧な暮らしを大切にする人」のような存在です。穏やかな心で生活をし、日常の中で楽しみをみつけ、日々を大事にしている人と言えるでしょう。

デザインで表現する場合は、例えば、自然光を活かした写真や温かみのある色合いや、余白をたっぷり使ったレイアウトをするとを使うと心地の良い空気感や自然体の様子が伝わりやすいでしょう。また、素材の良さや暮らしの雑貨というメッセージは、暮らしを連想させるような写真選定や、過度な装飾は避け、シンプルさを大事にすると、より商品の魅力が伝わるでしょう。

SECTION. 03

まとめ:企業の個性を明確に伝えることで信頼が生まれる

企業の個性や強みを、わかりやすく一貫性を持って伝えることが、ユーザーとの信頼関係を築くための大切な第一歩です。企業・事業や商品を「人に例えること」で、その企業やブランドのイメージや特徴がもっと具体的になり、ユーザーにも適切に理解されやすくなります。

自社の「らしさ」をしっかりと把握し、それに合った表現を選ぶことで、より響くメッセージを届けることができます。企業の個性をきちんと伝えることで、ブランドイメージを強化し、ユーザーとの絆を深めていきましょう。

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