Webデザインでのフォントの選び方

INTRODUCTION

今回は、Webサイトを構成する要素の一つであるフォントの選び方についてご紹介します。

Webデザインでは適切なフォントを選ぶことで、サイトの可読性が向上し、ユーザーが必要な情報を読み取りやすくなるだけでなく、ブランドの信頼性や世界観を表現し、ブランドイメージを形成することができます。

(index)
フォントとは
フォントが与える影響
フォントで見るデジタルバンクの制作実績

SECTION. 01

フォントとは

デザインにおいて「フォント」とは、特定の文字スタイルや書体の集合のことです。具体的には、文字の形状、太さ、幅、高さ、傾きなどの特徴を持つ一連の文字デザインを指します。フォントは文章やテキストの見た目を決め、デザイン全体の印象やメッセージの伝え方に大きな影響を与えます。

SECTION. 02

フォントが与える影響

フォントはデザインの重要な要素であり、その選定はユーザー体験とメッセージの伝達に大きな影響を与えます。具体的には、次のような影響があります。

1. ブランドイメージの形成

フォントはブランドの個性を表現するのに最適です。
クラシックなセリフ体は信頼性や伝統を感じさせる一方、モダンなサンセリフ体はシンプルでカジュアルな印象を与えます。
適切なフォントを選ぶことで、ブランドが発信するメッセージが効果的に伝わり、ユーザーとの関係を強化することができます。

2. 一貫性の確保

一貫したフォントの使用はデザイン全体に統一感をもたらします。
統一されたフォントはブランドイメージのアイデンティティを強め、ユーザーに信頼感を与えます。
反対に、一貫せずにフォントを使用してしまうとデザインが混乱し、メッセージが曖昧になります。
フォントの一貫性は、視覚的な秩序を保ち、デザインの効果を最大化するために重要です。

3. 可読性と視認性

適切なフォント選びは、文章の読みやすさに繋がります。
太いウエイトは視覚的に引き立てる効果があります。力強さや重要性を伝えやすく、強調したい部分や見出しに使われることが多いです。
細いウエイトはエレガントで洗練された印象を与え、軽やかで繊細なデザインに適しています。
例えば、小さなテキストや低コントラストの背景で使用する場合、フォントの形状やスタイルがテキストの視認性に与える影響が大きくなります。
読みやすいフォントを選定することで、ユーザーが内容を理解しやすくなります。

4. 視覚的な階層構造の構築

フォントにおける視覚的な階層構造の構築は、情報を整理し、重要な要素を強調するための効果的な手法です。適切に階層構造を設計することで、ユーザーがコンテンツを理解しやすくなり、メッセージが明確に伝わります。
フォントのウェイト、サイズ、スタイル、スペースの各要素をバランスよく組み合わせて階層構造を設計することで、ユーザーが情報をスムーズに理解しやすくなり、メッセージを明確に伝えることができます。

SECTION. 03

フォントで見るデジタルバンクの制作実績

株式会社アイプロダクト様

https://worldikids.com/lp2022/
子どもを対象としたオンライン英会話レッスン「ワールドアイキッズ」の更なる認知度向上とシェア拡大を目指す。

サービスのメインビジュアル:「楽しく学べる」をテーマに遊び心のあるフォント(AB Tombo)を使用し、サービスの親しみやすさを表現
詳細を説明する本文:しっかりしたフォント(Noto Sans JP)を使用し、申し込みをする保護者にも向けて安心感・信頼感を表現

・おおいた食品産業企業会様

https://shokunotasuki.jp/
大分県内の食品産業に携わる企業の課題解決や新規販路拡大など、成長に向けた取り組みをサポート。

ロゴ・メッセージ:大分の食を日本中に向けて発信していくために信頼感がありながら、和を感じさせる明朝体(貂明朝)を使用

特集記事バナー:各企業の取り組みをキャッチーなコピーで表現し、それに合ったフォントを選んで視覚的にも記憶にも残るクリエイティブを作成

SECTION. 04

このように、フォントの選定はデザインを構成するのに欠かせない要素であり、ブランドイメージの向上やユーザー体験にも繋がります。

適切なフォントを選び、フォントの力を最大限に活用することで、デザインが持つ可能性を引き出します。

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