
こんにちは。品質管理担当の宮崎です。
今回も、前回に引き続きWeb制作におけるQC(品質管理)についてのお話しです。
前回はグラフの活用についてのお話でした。
今回はデータを得るための入力フォーマットであるチェックシートの作り方についてです。
みなさん、業務にチェックシートを使っていますか?
デジタルバンクの制作業務では以下のようなものを使っています。
- クライアントに確認すべきことを一覧化したヒアリングシート
- 納品時に仕様を満たしているかを確認するチェックシート
- 納品物に不具合がないかを確認するチェックシート
- タスクリストを書き出して完了したものを確認するチェックシート
- 特定の機能の実装において設定が必要なことを確認するチェックシート
などなど
上記は工程の管理において手順通りに行われているかの確認に使われるものですが、
例えば、表示画面でエラーが起きている場合などに臨時にチェックシートを作成して問題を切り分けたりするのにも使用します。
その他、オフィスから最後に退社する社員が、エアコンを消したか電気を消したかをチェックするような職場環境の管理にも使われます。
チェックシートはそれぞれの職種、担当において、様々な用途で色んな場面で使われていることと思います。
ただ使い勝手が悪かったり、何のためにやっているのか目的がわからないままただつけているものもあると思います。そういった場合には本来の目的に沿った形で改善する必要があります。
チェックシートの目的について
チェックシートの目的は大きく分けて2つあります。
一つは、作業手順の確認や、状況に問題がないか点検をする点検・確認をするもの、
納品時チェックシートのように点検項目が決まっていて、点検者が項目にレ点をつけて使用します。
またもう一つは、不具合の内容や発生状況を調べる、記録・調査をするものです。
不具合発生時のチェックシートのようにエラーがどの箇所で発生しているかを知るために使用します。
チェックシートはあらかじめ決められた項目を実際に確認したか否か、または問題の有無などのデータを後で集計ができる形式で得られるようにしたものです。
照合する、調べるという「チェック」の意味から外れていないかの確認が常に必要です。
チェックシートの作り方
目的は何か、記入方法が煩雑でないか、必要なデータが取れるものか、という視点でチェックシートを作成しましょう。具体的な手順は以下のとおりです。
- 目的を決める
チェックする目的とその結果の利用方法を明確にする - 対象を決める
チェックする対象・項目・範囲をきめる - 方法を決める
チェックの仕方を標準化し、必要な場合はチェックシートに手順を記載する - 様式を決める
チェックシートの様式、チェックマークを決める - 項目を決める
データ採取時間など必要事項を盛り込む
記入するタイミング、方法、担当を決めて漏れがないように運用することが大切です。
チェックシートはこうでなければならないということはなく、現場の工夫でより使い勝手がよいものを作ることにより業務の効率化に繋がります。
うまく活用して良い仕事につなげたいですね。
それではまた。
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